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積極的な不妊治療を辞めた後の心の整理。
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また、更新間隔が空いてしまいました。
お目に留まりましたらお付き合いください。

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先日、友人と友人の赤ちゃんに会いに行ってきた。
小さく生まれて心配された赤ちゃんだったが、だいぶ順調に大きくなっているようで
すっかり母の顔となった友人が神々しく見えた。

もう1人別の友人と2人で訪問したので、赤ちゃんが寝ている間に3人で色々話した。

2人は私が不妊治療をしていたことは知っている。
ちなみに、出産した友人も治療はしていた(どこまでやったかは聞いていないが…)
彼女が私に
「立ち入ったことを聞いてごめんね、あなたは今(治療とか)どうしてるの?」
と尋ねてきた。私は笑って
「何にもしてない」
と言ったが、別の友人(2人の子持ち)と揃えて
「じゃあ自然にって感じなんだね」
と言われたが、私は改めて
「本当に、もう、何にもしてないの」と言った。

今思うと、ちょっとムキになってしまった感じもあるかもしれない。
顔は笑顔で、明るい口調で話していた(つもり)だが、
もしかしたら目は笑っていなかったかもしれない…。
お恥ずかしいお話である…^_^;

自分のことを聞かれたい気持ち、つまり、妊娠を諦めた、
つらい不妊治療を終わらせた自分の悲しい気持ちを聞いてもらいたい気持ちというのは
まったくない、と言えば嘘になる。
その反面、「出産祝いで訪ねてきたのに、あまり重いものを吐露するのも、
相手に気を遣わせてしまうだろうし、なおかつ、心の底から理解してもらうというのは
妊娠出産をしたことのある友人には絶対理解できないだろう、と思うし
余計に孤独感を募らせるだけかもしれない…」と感じてしまい
結果として、わざと平気なふりをして必要以上のことを言うのをやめる。

自分でも「わざと平気なふり」と書いていることで明白ではあるが、
やっぱりまだ子供がほしい、妊娠を心からまったく諦めきれていない、
というのが自分の心の奥底にある訳だ。
そして、これまでのブログでも繰り返し書いているように
「心の底から理解してもらうことはできない」というのは
自分の気持ちの裏返しで、「でも、本当は理解してもらいたい」と言うことなのだろう。

私の気持ちを理解してもらいたいっていうことは、単なるわがままというか、
あんまり意味はない(ただ、私が満足するだけだし)かもしれないが、
「不妊治療をしている(していた)人の気持ち」を理解してもらうことは
今後不妊治療をしている人に役立つのかもしれないな、なんてことも思う。
職場で治療をしている人がいたら、仕事を配慮してあげよう、とか?
ちょっとナイーブになっている時にはそっと見守ろう、とか?
結果として、ストレスが減って妊娠しやすい体になるといいな、とか?

そんな風に思うと、ちょっとは自分の気持ちを話してみてもいいかもしれない。
もちろん、黒い気持ちは吐きださないように、マイルドに、オブラートに包んで。
誰彼構わずというのにはちょっと勇気がいるし、傷つくこともありそう。

まずは、身近な大切な友人に、機会があれば、ちょっとだけ。
せっかく聞いてくれたのに、あの時は話せなくてごめんね、とも。

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☆拍手コメントお礼☆
5月8日にコメントくださったかえで様。
こちらこそ、いつもいつもコメントありがとうございます。
気持ちに寄り添っていただいているようで、大変うれしいです。
そして、毎度毎度、亀の歩みの更新にお付き合いくださり重ねてお礼申し上げます。
ネガティブなことでも楽しいことでも、お気軽にコメントください。
お互い、旦那さんを愛情まみれ(笑)にしてきましょう。

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無題
体外受精の成功率は結構低くて、1回の移植あたりの成功率は2割~3割くらいだったような気がします。
ブログ主さんの年齢や経済状態は分からないので無責任な事は言えないのですが(友人が出産、と時々記事にあるので、そこまで高齢でもないのかな?)、1回2回の移植では妊娠しないのも当たり前・・くらいの淡々とした気持ちで、不妊治療を続けてみてはどうでしょうか。
(もちろんちゃんとした不妊治療専門のクリニックで)

全てを考慮した上で諦めたのであれば、余計なことを言ってしまってごめんなさい。
通りすがり 2017/09/11(Mon)  08:20 編集
通りすがり様
コメントありがとうございます。
年齢的には今でも治療を続けようと思えば続けられたなぁ…と思うこともありますが、
夫と話し合って、治療を辞めました。
やはり経済的な事情が一番ですねぇ…。
私の精神的な弱さもあったし、今もあると思うので、そうして治療を辞めておきながら、
湿っぽい気持ちを書き連ねてしまってお目汚し申し訳ないです。
お気遣い頂き、重ねてお礼申し上げます!
【2017/09/11(Mon)  22:41】
短めの心模様 HOME 信じたい気持ちはわかる。
photo by 七ツ森  /  material by 素材のかけら
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女性
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生年:1979年(昭和54年)
夫:4つ上
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