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積極的な不妊治療を辞めた後の心の整理。
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夫方の親戚の法事に参加(参列?)した。
夫の祖母の法事だ。
十三回忌ということで、私は夫と出会う前であるから
生前の祖母には会ったことがないが、孫世代まで一堂に会するため
私が参加しない理由はない。

総勢20名以上の集まりだ。
東京都内でこのような親戚づきあいがあるのは珍しいのかもしれない。
自分の実家のほうはと言えば、そもそも父方は親戚がすくなかったりもするが
高齢が進んでしまい、集まることが難しくなってしまっている。
また、その親戚の中心にいた祖母は20年以上前に亡くなってもいるので
集まる理由がないのもあるかと思う。

さて、夫の親戚たちであるが何度もあったことのある人もいるし
基本的にいい人たちの集まりである。
「子供は?」とは聞かれないし。
正確には「もう聞かれなくなった」かもしれないが…。
同時期位に結婚した夫の従兄弟がいるが
そこはこの5、6年の間に3人も子供が生まれている。
そこのお嫁さんはまさにその3人目がわりと生まれたてなので
今回の集まりには欠席である。
従兄弟自身は上の子供たち二人を連れて参加していた。

お寺の御堂で正座してお経を聞きながら親戚たちを眺めていたら
しみじみ思った。

「あ、血のつながりのないのって、私だけだ」

みんな子供を介して血がつながっているのに
私だけは、いつでも他人に戻れちゃう。
「自分だけが違う」ということを見つけるのには
人間というのは敏感な生き物なのではないかしらと思ってしまう。

夫に「私だけまったく血がつながってないね」と言ったら
笑って「そうだね」と言っていた。
それは安心する反応ではあった。
「それは取るに足らないこと」だと理解させてくれる。
夫と私は血がつながらないけれど、
夫の両親と、夫の親戚とも血がつながらないけれど
一緒にそこにいることが重要なんだと思う。

そうやって時間を重ねて、
私自身も心の底から当たり前の一員になれたらいいなと思う。

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◆拍手コメントへのお礼◆
拍手コメントありがとうございました。
もし改めてご覧になってくださっていたらいいなという思いを込めて
返信させていただきます。

<5/9にコメントをくださったピノ様>
今回の日記でも家族というものを色々考えさせられる時でしたが
これからも夫といい関係を築けていければと思います。
家族は、子供がいるいないにかかわらず、家族ですよね。
決着をつけるまでには色々紆余曲折ありましたが
潔いと感じていただけると救われる気がします。

<5/13にコメントくださったかえで様>
そのお気持ちをご主人も含め、人に話せないというのは私も同じです。
誰かに話して理解してもらいたいという思いもありますが
どうせ理解してはもらえないという思いのほうが強いです。
そこでこのブログを始めたようなものなのですが
それでも完全に同じではないと思いますが、少しでも共感してもらい
自分だけではないと思ってもらえたら嬉しいです。

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なにはともあれ死ぬ前に思い出し笑いができる生き方がしたい。 HOME 「羨ましい」と思う気持ちはゼロにはならない。
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女性
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生年:1979年(昭和54年)
夫:4つ上
住居:東京都
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