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積極的な不妊治療を辞めた後の心の整理。
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春めいてきた。

季節は流れる。
自分は変わらずにいるつもりだけど、
鏡を見ればそれ相応に年を重ねた女性の顔があり、
いつまでも若いつもりでもいられない。
夫もひとつ年をとり、これからも二人で年老いていくのだろう。

友人に二人目の子供が生まれ、また別の友人はもうすぐ出産。

友人たちや赤ちゃんに会いたいけど、会いたくないという相反する気持ちが、今は、少し芽生えている。
「今は」と書いたのは、多分この気持ちは一時的なものだろうと思うからだ。
春の息吹がそこかしこで溢れだし、妙に気持ちをソワソワさせるのだ。

子供がいるいないで、ライフスタイルは全く違う。
話題も違う。
数年前まではみんな子供がいなかったけど、今は私だけ子供がいない。
話についていけない。
会っても楽しくないかもしれない。

そんな思いが湧いてくる。

「みんな」って誰?という話だが、正確には「みんな」は「みんな」ではない。
色んな友人がいる。
子供がいる友人だけではないのだ。
だから、違う「みんな」と会えばいいだけの話なのだが、「みんな」の仲間に入りたかったのに、入れなかった自分が悲しいのだ。

彼女たちには私の気持ちは一生わからないし、私も彼女達が知る子供がいることの喜びや苦労を一生知ることはない。
そんなつもりはなかったのに、彼女達との間には大きくて流れの速い川が横たわっていた。
川を埋めることはもうできないが、小さな橋を渡したり、小舟で行き来したりすることはできるだろうか?

今は、本当に今は、ちょっと気持ちが落ちている。

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生年:1979年(昭和54年)
夫:4つ上
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