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積極的な不妊治療を辞めた後の心の整理。
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11月だ。
季節の流れが本当にあっという間でビックリする。
と言うより、ビックリしている暇もないくらい、薙ぎ倒さんばかりの勢いで過ぎて行く。

今夜は友人の結婚式の二次会に参加してきた。
その友人は以前お付き合いしていた人を不幸にも亡くした経験もあり悲しみに沈んだこともあったが、
今夜の笑顔は素晴らしくキラキラしていて本当に素敵だった。
幸せのお裾分けを頂いたと思う。

今日は以前ここの日記にも書いた、妊婦となった友人も一緒に参加した。
体調もよいようで何よりだった。
現在、私の周囲の人間で、私の知る限りではその彼女以外にも他に二人、妊婦がいる。
女30代、しばらくはどこまで行ってもベビーブームだ。
今のこの時間こそ早く過ぎて行ってほしい。
めでたいし、喜ばしいと思うものの、立て続けでは少しばかり心は軋むのだ。

ここ最近、自分の来し方をしみじみと考える。

妊娠したくて、妊活&不妊治療に専念したくて仕事を辞めた。
でも子どもは私のもとには来てくれなかった。
優しい夫に守られて、日々を過ごしているが、私と言う人間は何も残せていない。
働くママを応援する、という世間の流れは当然だけど、私は働くママどころか、何にもなれなくて、誰に応援されるでもなく、これからも生きていかなくてはならない。
夫のために生きるというには夫も私もまだ若く、その音の響きは軽々しいように思う。
ひとまずは夫のためと言えば夫のためだが、健康に留意しつつ、目の前の生活をこなすための経済的なアレコレに不自由な
く生きられるように何かを始めなければ。

誰か他人に認めてもらわなければ生きていかれない、なんてことはないけれど、承認欲求というやっかいなものはそれなりに抱え込んでいる。
私は何も面白味もない人間なのだ。
何もない。
いや、そんなことはない。それは夫にも失礼だ。
でも、一体何があるのか?
そんなことを繰り返し思う。

幸福な気持ちで帰宅したはずが、何だか色々考えてしまった。
大きな美しい光を見たせいで、自分の後ろにできた影をじっくり見つめることになってしまったかのようである。
影は切り離せない。
致し方なし。

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女性
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生年:1979年(昭和54年)
夫:4つ上
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